
非認知能力検定は、
自己理解と可能性を
広げる新しい検定です。
非認知能力とは
従来の学力テストなどで測ることができた「認知能力」に対して、これまで数値としては表しにくかった新たな力を「非認知能力」と呼びます。
具体的には、コミュニケーション力、主体性、リーダーシップ、自己肯定感、思いやりなどがその一例です。
自分自身の可能性を見つける第一歩となる力です。

非認知能力を“見える化”する、
新しい検定
非認知能力の定義については、国内外のさまざまな機関が異なる観点から提唱しており、現時点では統一された見解があるわけではありません。
その中でこの非認知能力検定では、OECD(経済協力開発機構)が提唱する「社会情動的スキル(Social and Emotional Skills)」の枠組みをもとに、非認知能力を9つの項目に分類し、非認知スキルを数値化できる形にしました。
受検者が自分の“強み”に気づき、人生における成功や社会的な役割を考えるきっかけとなる指標のひとつです。
2回のグループディスカッション(行動観察)とWebテストで構成されています。
Potential
Unlocked
検定により得られる可能性
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探究学習等の教育的効果を測る
総合型選抜入試の広がりにともない、非認知能力検定は、自己分析のツールとして、また学校での探究学習や、民間の学習機関によるキャリア教育の成果を測る手段として有効です。
定期的に受検し、定量化されたフィードバックを得ることで、生徒自身だけでなく、保護者や指導者も一人ひとりの特性を客観的に把握できるようになります。
これにより、教師の経験や勘だけに頼ることなく、具体的なデータに基づいた関わり方や学習指導の工夫が可能になります。 -
認知能力向上のきっかけづくり
認知能力と非認知能力のあいだには、一定の相関関係があることがわかっています。
たとえば、楽しいことや自分にとって大切な関心事に出会ったとき、人は知的好奇心を刺激され、「もっと学びたい」という意欲が高まります。困難な場面に直面したとしても、最初は周囲のサポートがあれば、その壁を乗り越えることができます。
そうした体験を積み重ねることで、認知能力(学力)だけでなく、自己肯定感や忍耐力、自己抑制といった非認知能力も育っていきます。
どちらの能力を先に育てるべきかは一概に言えませんが、近年のさまざまな研究から、幼児期・児童期の段階から、両方の発達に影響を与えるような学習や体験活動を複合的に行うことが重要だと考えられています。

概要

- 学力で測れない非認知能力(非認知スキル)を測定するための検定
- 受検者の対象は小学4年生~高校生
- 検定では「ディスカッション」と「Webテスト」を実施し、その合計点が得点となる(1,000点満点)
検定の流れ
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ディスカッション
- 選択型(30分)
- 自由討論型(30分)
ディスカッションは4人1組で行い、認定試験官が評価します。「選択型」と「自由討論型」の2種類を1回ずつ実施します。
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Webテスト
4択問題×54問(30分)ディスカッション後、タブレットやPCで54問の4択Webテストに個別で回答します。
本検定の目的
従来の検定や試験のように「点数の高さを競う(高得点を目指す)」というものではありません。評価項目ごとの点数分布から、受検者の特徴を客観的に把握することで、受検者が自分自身を見つめ直したり、受検者(子ども)に対する接し方を周囲の大人(保護者や先生)が考え直すヒントを与えることを目的としています。


非認知能力検定の結果表のイメージ
※非認知能力検定は、株式会社イー・ラーニング研究所が開発し、当協会が運営しています。
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